TradeviewはNDD方式?注文方式から特徴・メリット・デメリットまで解説

Tradeviewは海外FX業者のひとつです。
Tradeviewの主な特徴としては、以下の4つがあります。

Tradeviewの主な特徴

  • スプレッドが海外FX業界で最狭水準
  • 顧客資産管理も徹底していて安心
  • 最大レバレッジは500倍と高い
  • 取扱通貨種類が多彩

これらの特徴に加えて、Tradeviewの注文方式がNDD方式なのか?それともDD方式なのか?が気になるところでしょう。
本記事ではTradeviewの注文方式がNDD方式なのかDD方式なのかをはじめとする特徴の解説ならびにTradeviewのメリット、デメリットまでを解説していきます。

Tradeview公式サイトを見る

Tradeviewの注文方式はNDD

Tradeviewの注文方式はNDDです。
Tradeviewが採用しているNDD方式はDD方式と比べて透明性の高い方式です。
NDD方式はトレーダーの発注を直接インターバンクへ通します。

一方、DD方式はトレーダーの発注をFX会社のディーラーが受け取り、カバー先を決定するものです。
DD方式においては、トレーダーの損失がFX業者の利益となります。

つまり、DD方式は、意図的にトレーダーの損失を膨らませているのではないか、という疑念が残る方式です。
NDD方式ではトレーダーの取引量に比例してFX業者の利益も大きくなることから、FX業者の利益とトレーダーの損得は関係ありません。

この仕組みから、NDD方式はDD方式よりも透明性の高い取引方式といえます。
また、NDD方式は発注を直接インターバンクへ通すことから、スリッページがほとんどありません。
発注から約定までのスピードもNDD方式のメリットです。

NDD方式は、口座タイプによってSTP方式とECN方式の2種類に分けられます。
STP方式とECN方式の違いは取引手数料の仕組みです。
STP方式の取引手数料はスプレッドに含まれています。

一方、ECN方式においては、取引手数料がスプレッドとは別に必要です。
STP方式では、FX業者が利益を確保するために、ECN方式と比べてスプレッド幅が広く設定されています。

Tradeviewの各口座スペックを表に示します。

口座名 スタンダード口座(STP) ILC口座(ECN)
最大レバレッジ 500倍 200倍
口座種類とスプレッド 【MT4】
全通貨平均1.9pips
【MT4】
全通貨平均0.2pips
【cTrader】
全通貨平均0.2pips
【Currenex】
全通貨平均0.3pips
取引手数料 無料 $5.00
(10万通貨往復)
口座通貨 USD / EUR / GBP / JPY USD / EUR / GBP / JPY
最小取引単位 1,000通貨 10,000通貨
最低入金額 10,000円
($100)
100,000円
($1,000)
ロスカットレベル 証拠金維持率100%以下 証拠金維持率100%以下

Tradeviewでのおすすめ口座はILC口座です。
ILC口座は、スタンダード口座よりもスプレッドが大幅に狭いです。

また、ILC口座はECN方式であることから業者の介入がなく、透明性が高くなっています。
このことから、TradeviewではNDD方式の中でも透明性の高いECN方式であり、スプレッド幅も狭いILC口座がおすすめです。

Tradeviewはこんな人におすすめ

Tradeviewがおすすめの人は以下のような人です。

Tradeviewがおすすめの人

  • スプレッドが狭い業者を探している人
  • 取引の透明性が高い環境を使いたい人

TradeviewはECN方式を採用しており、スプレッドが狭いです。
また、TradeviewではNDD方式を採用していることから、取引の透明性が高い環境であるといえます。

それぞれについて、さらに説明していきます。

スプレッドが狭い業者を探している人

Tradeviewのスプレッドは業界の中でもトップクラスの狭さです。
たとえばUSD/JPYにおいて、0.1~0.2pipsと設定されています。
スプレッドの狭い海外FX業者を探している人にはTradeviewがおすすめです。

取引の透明性が高い環境を使いたい人

Tradeviewは取引の透明性が高く、信用できるFX業者です。
NDD方式はトレーダーからの発注がそのままインターバンクへ通ります。
トレーダーとインターバンクの間にFX業者が仲介しないことから、FX業者による中抜きが不可能です。

Tradeviewは提携しているLP(リクイディティプロバイダー)を公開しており、NDD方式であることを証明しています。
Tradeviewが提携しているLPは50を超える数となっています。

Tradeviewの会社情報

Tradeviewは2004年に設立されたFX業者です。
2013年に、Tradeviewの拠点であるケイマン諸島にて、現地の金融庁CIMAのライセンスを取得しました。
認可取得に伴い、個人向けのFX取引サービスを開始し、2015年には暗号資産であるビットコインの取り扱いを始めました。

その後、MT5プラットフォームにおいて米国株などの取引を扱い出します。
Tradeviewの歴史からは常に新しいものを取り入れようという姿勢が伺えます。
Tradeviewが拠点を置くケイマン諸島は、世界各国から金融機関が集まる国です。

ケイマン諸島のCIMAの規制は厳しいものとなっており、そこでTradeviewはライセンスを取得していることから、信頼性は高いといえます。
会社情報を表に示します。

運営会社 Tradeview Ltd
設立 2004年
所在地 ケイマン諸島
103 S Church Street. Harbou
Place, 4th floor, Cayman Islands
金融ライセンス CIMA:ケイマン諸島金融庁
(登録番号:585163)

一方で、Tradeviewは日本の金融庁から警告を受けているものの、日本人を相手にサービスを提供していることが原因です。
ケイマン諸島でのライセンス取得はむずかしく、ライフバランスを保有しているFX業者は少ないです。
このことから、日本の金融庁から警告を受けているだけで、トレーダーとしては信頼を欠くものではないといえます。

また、日本人トレーダーがトレードすること自体に違法性はありません。

Tradeviewのメリット

Tradeviewのメリットは以下の4つです。

Tradeviewのメリット

  • スプレッドは海外FX界で最狭水準
  • FX通貨ペア数60種とCFD50銘柄と取扱が豊富
  • MT4・cTrader・CurrenEXに対応
  • スワップポイントが高い

これらのメリットについて紹介していきます。

スプレッドは海外FX界で最狭水準

Tradeviewのスプレッド幅は、海外FX業者の中で最も狭い水準にあります。
下の比較表をご覧ください。

Tradeview AXIORY TradersTrust
USD/JPY 0.1~0.2pips 0.2~0.4pips 0.7~0.9pips
EUR/JPY 0.1~0.3pips 0.4~0.6pips 0.7~1.0pips
CAD/JPY 0.7~0.8pips 0.5~0.7pips 0.9~1.1pips
AUD/JPY 0.2~0.4pips 0.5~0.7pips 0.9~1.2pips
CHF/JPY 1.1~1.3pips 0.5~0.9pips 0.9~1.4pips
GBP/JPY 0.7~0.9pips 0.7~1.0pips 0.9~1.6pips
NZD/JPY 0.8~1.0pips 0.8~1.0pips 1.4~1.7pips
EUR/USD 0.1~0.2pips 0.1~0.3pips 0.4~0.5pips

上記の表より、TradeviewのスプレッドはUSD/JPYにおいて、0.1~0.2pips、EUR/JPYで0.1~0.3pipsと狭いことがわかります。
主要通貨において、Tradeviewのスプレッドが狭いことはメリットです。

FX通貨ペア数60種とCFD50銘柄と取扱が豊富

Tradeviewは取扱い通貨ペア、ETFのCFD銘柄が豊富です。
Tradeviewで取り扱っている通貨ペアは60種類、CFDは50銘柄です。

米国株インデックス、資源・貴金属も取り扱っています。
TradeviewではFX以外の商品取引についてはTradeviewstocsという口座を別途開設する必要があります。

MT4・cTrader・CurrenEXに対応

Tradeviewは取引ツールMT4、cTraderおよびCurrenEXが使用可能です。
それぞれの特徴を説明します。

MT4は世界中のトレーダーが利用している取引ツールです。
スマホアプリも出ています。
テクニカルチャート数が豊富なことが特徴です。

EA(自動売買プログラム)も利用が可能で、種類も多いです。
グローバルスタンダードでありながら、高機能な取引ツールといえます。

cTraderはスキャルピングのような短期売買に向いている取引ツールです。
ワンクリック注文ができたり、ポジションの同時決済ができたりと、クイックな操作性が特徴です。
板が見られることも嬉しいポイントです。

多言語への対応もしています。
cTraderもEAの利用ができます。

CurrenEXは裁量取引専用の取引ツールです。
約定スピードが速いことが特徴です。

Tradeviewには取引口座が2種類あり、口座によって使用できる取引ツールは決まっています。
スタンダード口座はMT4とCurrenEXが、ICL口座はMT4、cTraderが使用できます。

スワップポイントが高い

Tradeviewはスワップポイントがマイナスです。
以下に買いポジションにおけるスワップポイント上位10通貨ペアの表を示します。

通貨ペア 買い(円) 売り(円)
NDZ/CHF 57 -113
USD/CHF 42 -88
AUD/CHF 38 -92
NZD/JPY 36 -78
USD/JPY 23 -62
CAD/CHF 21 -76
AUD/JPY 20 -61
NZD/CAD 12 -49
GBP/CHF 10 -81
USD/DKK 6 -12

続いて、売りポジションにおけるスワップポイント上位10通貨ペアの表を示します。

通貨ペア 買い(円) 売り(円)
USD/BRL -804 268
USD/THB -172 84
EUR/MXN -96 62
EUR/NZD -88 52
USD/TRY -81 43
EUR/TRY -110 43
GBP/NZD -81 42
EUR/AUD -70 25
GBP/AUD -60 20
EUR/CAD -66 20

上表のように、Tradeviewのスワップポイントが高いこともメリットです。

Tradeviewのデメリット

Tradeviewのデメリットは次の3つです。

Tradeviewのデメリット

  • 初回最低入金額は1000ドル
  • 国内銀行送金に未対応
  • おすすめ口座の最大レバレッジは200倍

これらについて説明します。

初回最低入金額は1000ドルと高い

TradeviewのILC口座は最低入金額が1000ドル(10万円)、最小取引単位が1万通貨(0.1lot)に設定されています。
Tradeviewの最低入金額1000ドルという金額設定は、他の海外FX業者と比較して高額です。

中級者以上の方であれば1000ドルという投資金額は大きな金額ではないものの、はじめて利用する海外の業者へ入金するとなると、不安になる方もおられるでしょう。
Tradeviewは海外FX業者であるものの、ケイマン諸島でのライセンス取得や、提携LPの公開などの姿勢から、社会的な信用は一定以上あります。

Tradeviewのスタンダード口座では、最小入金額100ドル(1万円)、最小取引単位が1000通貨(0.01lot)に設定されています。
ただしスタンダード口座を選ぶと、Tradeviewで取引するメリットが少なくなることから、ILC口座がおすすめです。

国内銀行送金に対応していない

Tradeviewは国内銀行送金に対応していません。
Tradeviewへの送金方法は以下の3つがあります。

  • クレジットカード
  • 海外銀行送金
  • 決済サービス

クレジットカードでの入金は、オンラインウォレットを経由して行います。
使用するオンラインウォレットはbitwalletです。
入金手数料は無料とされています。

海外銀行送金は、銀行窓口にて手続きを行う方法です。
海外銀行送金では、送金手続きから入金までに3~4日程度かかります。
海外銀行送金、手数料が数千円と高額です。

決済サービスはbitcoin、unionpay、OKPAY、ecoPAYSがあります。
Tradeviewへの送金はクレジットカードまたは決済サービスの利用がお手軽で、費用もかかりません。

おすすめ口座の最大レバレッジは200倍

Tradeviewのおすすめ口座であるILC口座での最大レバレッジは200倍です。
TradeviewのILC口座におけるレバレッジは、他の海外FX業者と比較して低く設定されています。

たとえば、海外FX業者のGemForexでは最大レバレッジ1000倍、XMにおいても最大レバレッジ888倍の設定です。
このことから、TradeviewのILC口座の最大レバレッジ200倍は低いといえます。

Tradeviewの証拠金維持率は100%です。
証拠金維持率100%は、他の海外FX業者と比べると高く設定されています。
XMの証拠金維持率は20%です。

Tradeviewの証拠金維持率は高いといえます。
Tradeviewのスタンダード口座の場合は、最大レバレッジが500倍に設定されているものの、スプレッドが広いことにより、取引コストが増大します。

Tradeviewでのおすすめ口座はILC口座です。

Tradeviewの評判・口コミ

Tradeviewの評判についての口コミを紹介します。

NDD方式の安心感が決め手でTradeviewを選んでいます。

ILC口座のスプレッドの狭さが効いています。
TradeviewのILC口座だと、スプレッドが狭くて手数料が安く抑えられます。

Tradeviewに関するQ&A

TradeviewへのQ&Aとして以下の4つを紹介します。

  • TradeviewはNDD方式?
  • 日本語対応は充実している?
  • スプレッドは狭い?
  • スキャルピングはできる?

TradeviewはNDD方式?

Tradeviewは、注文方式としてNDD方式を採用しています。
NDD方式はDD方式のように中間業者が入らないことから、DD方式と比較して透明性の高い方式です。
Tradeviewは50以上のLPと提携していることからも、NDD方式であるという信頼性があります。

日本語対応は充実している?

Tradeviewは、公式HPや電話サポートにおいて日本語対応を行っています。
公式HPは日本語に対応しているものの、日本語として違和感のある文章が見受けられます。
Tradeviewは日本の金融庁から警告を受けており、その対応により公式HPの情報量は少ないです。

電話サポートでは、日本人オペレーターが24時間体制でサポートしています。
Tradeviewの利用にあたって、何か困ったことやトラブルがあればすぐにサポートを受けられる体制が整っています。

スプレッドは狭い?

Tradeviewのスプレッドは狭く、業界最狭水準に設定されています。。
Tradeviewのスプレッドは、主要通貨ペアであるUSD/JPYにおいて0.1~0.2pips、EUR/JPYで0.1~0.3pipsです。

スキャルピングはできる?

Tradeviewでスキャルピングは可能です。
Tradeviewはスキャルピングに向いています。
スキャルピングにおいて必要な条件は、スプレッドが狭いこと、約定しやすいことが挙げられます。

Tradeviewのスプレッドは海外FX業者の中でもかなり低い設定です。
Tradeviewは、NDD方式のECN口座であり直接注文がインターバンクに通ることから、約定しやすくなっています。
これらのことからTradeviewは、スキャルピング向けの海外FX業者であるといえます。

まとめ:注文方式はNDD!メリット・デメリットを総括

Tradeviewの注文方式はNDD方式です。
NDD方式はDD方式よりも透明性の高い注文方式であることから、NDD方式の採用はTradeviewの大きなメリットといえます。

最後に、Tradeviewのメリット・デメリットを以下に挙げます。
Tradeviewのメリットは以下の4つです。

Tradeviewのメリット

  • スプレッドは海外FX界で最狭水準
  • FX通貨ペア数60種とCFD50銘柄と取扱が豊富
  • MT4・cTrader・CurrenEXに対応
  • スワップポイントが高い

Tradeviewのデメリットは以下の3つです。

Tradeviewのデメリット

  • 初回最低入金額は1000ドル
  • 国内銀行送金に未対応
  • おすすめ口座の最大レバレッジは200倍

スプレッドの狭さや取り扱い銘柄の豊富な業者で取引をしてみたい方は、まずTradeviewでトレードを試してみるのも良いかもしれません。

Tradeview公式サイトを見る