iFOREXはNDD方式?注文方式から特徴・メリット・デメリットまで解説

  • 2021年9月9日
  • 2021年9月16日
  • iFOREX

iFOREXは、1996年からサービスを提供している海外FX業者です。非常に長い運営年数を持っており、また日本市場への参入も早かったこととから、日本人ユーザーにとっても馴染み深く人気も高いブローカーの1社ですね。

iFOREXでは、高いレバレッジに狭いスプレッド、そして豊富なボーナスキャンペーンなど多くのメリットがあります。簡単に挙げると以下のようなものがあるでしょう。

iFOREXの特徴

  • ロスカット水準はなんと0%
  • ゼロカット対応で追証なし
  • 最大レバレッジは400倍
  • 狭いスプレッドを提供
  • 日本語サポートは非常に充実
  • ボーナスキャンペーンが多彩

この他に、海外FX業者を選択する時には、採用している注文方式が「DD方式なのか?」「NDD方式なのか?」と言う部分も気になりますよね。

今回はiFOREXの注文方式についてはもちろん、会社情報からメリット・デメリットに関することまで、iFOREXを詳しく知りたい人のために特徴を分かりやすく解説します。

iForex公式サイトを見る

iFOREX(アイフォレックス)の注文方式はDD

FX業者の注文方式は、大きく分けてDD方式とNDD方式があります。方式の違いを分けている最大のポイントは、顧客からの注文をどのようにして処理しているのか、と言う部分です。最初に前置きとして、両者の違いを簡単に確認しましょう。

DD方式 DD(ディーリングデスク)方式では、顧客から注文を受けた時点で業者がそれを一旦決済して約定させます。その上で、顧客の注文同士を相殺させたり、カバー先へ流すなどして処理します。DD方式では狭いスプレッドを提供できることや、スリッページが起きないなどのメリットがありますが、業者の裁量判断が顧客の注文処理に関わることによる不透明性や、一度にたくさんの注文を受け付けると処理しきれなくなるためスキャルピングを禁止しているなどのデメリットがあります。
NDD方式 NDD(ノンディーリングデスク)方式では、業者が顧客の注文処理に介入することなく、受けた注文をそのままインターバンク市場へ流して約定させます。注文を取り次ぐ際のスプレッドによる手数料が業者にとっての利益になるため、顧客と業者の利益が相反しません(WinWinの関係になることが可能)。NDD方式は透明性と公平性により支持されていますが、流動性が低い場合はスリッページが起こりうるなどのデメリットもあります。

気になるiFOREXの注文方式ですが、結論から言うとDD方式であると言われています。したがって、NDD方式に比べると取引の透明性は低くなります。iFOREXがDD方式の可能性が高いと判断できるのは、以下などの理由によります。

  • 短時間で取引回数の多いスキャルピングを禁止していること
  • MT4/MT5に対応していないこと
  • 自動売買を禁止していること

ただし、「NDD方式だから良い」「DD方式だから悪い」と単純に言えるものではありません。FX業者の選択は、その業者のサービス内容や運営実績・出金実績、またはユーザーレビューなども含めて総合的に判断すべきでしょう。

ここで、iFOREXの基本スペックを確認しておきたいと思います。

口座スペック

注文方式 DD方式
口座タイプ エリート口座の1種類(デモ口座は作成可能)
最大レバレッジ 400倍
最小取引量 0.01(1,000通貨)
1ポジションあたりの最大取引量 50ロット
ドル円の最小スプレッド 0.8pips
取引手数料 なし
取引プラットフォーム ウェブブラウザ版とモバイル版のiForexオリジナル取引ツールのみ
ゼロカット あり
スキャルピング 不可
両建て 同一口座内で可能

口座への入金方法

入金方法 クレジットカード/国内送金/海外送金/bitwallet/Bitcoin
最低入金額 1万円
入金手数料 無料

口座からの出金方法

出金方法 クレジットカード/bitwallet/海外送金/Bitcoin
最低出金額 海外送金の場合は手数料分を考慮してそれ以上を出金する必要がある
出金手数料 10万円未満の出金では2,000円の手数料がかかる
海外送金では別途リフティングチャージなどが必要

iFOREXはこんな人におすすめ

この記事を読んでくださっている方の多くが、iFOREXに興味を持って調べているのではないでしょうか。そこでここからは、どんな人にとってiFOREXがおすすめなのかを考えてみたいと思います。

以下のような視点から、iFOREXがおすすめの人を見ていきましょう。

iFOREXがおすすめの人

  • ハイレバレッジ取引に興味がある方
  • 色々なボーナスを楽しみたい方
  • 日本語が充実している環境を求める方
  • 実績のあるFX業者で取引したい方

ハイレバレッジ取引に興味がある方

国内FXの個人口座ではレバレッジは最大25倍と規制されているのに対して、海外FXのiFOREXでは最大400倍のレバレッジを活かして取引することができます。

高いレバレッジに加えて、iFOREXのロスカット水準は0%のため証拠金を余すところなく使って取引できるほか、ゼロカット対応によって万一口座内の証拠金以上の損失が出た場合もユーザーが追証を払うことはありません。

iFOREXはハイレバレッジ取引を行うのに、まさにうってつけのブローカーと言えます。

色々なボーナスを楽しみたい方

iFOREXのメリットとして、色々なタイプのボーナスキャンペーンを提供していることがあります。

メインとなるキャンペーンは入金ボーナスです。初回入金に対して、最大2,000ドル(相当額)の100%+25%入金ボーナスが獲得可能です。

さらに新規ユーザーなどを対象に、出金可能な残高が1,000ドル以上ある場合に、その残高から計算して年利3%をキャッシュバックすると言うキャンペーンも行っています。

様々なボーナスを利用して有利に取引を行いたい方にとっても、iFOREXはおすすめですね。

日本語が充実している環境を求める方

iFOREXは海外FXとしては古くから日本へ参入しているブローカーであり、公式サイトはもちろんカスタマーサポートでもほとんど完全に日本語対応しています。

海外FXと言うと、日本語サポートが十分ではない印象を持たれやすく、実際にあまり日本語化していないブローカーもあるのですが、iFOREXの場合はその心配はありません。海外FXが初めての方や、英語がわからない方にとっても、安心して利用できるでしょう。

実績のあるFX業者で取引したい方

iFOREXの大きな特徴でありメリットとしてあるのが、設立から四半世紀を超えていると言うキャリアの長さです。

長期にわたって良いサービスを提供するには安定した経営や資金力が不可欠ですが、iFOREXは運営実績によってそれを証明していると言えるのではないでしょうか。実績のある老舗ブローカーで取引したい方にとっても、iFOREXはおすすめできます。

iFOREXの会社情報

ここからは、iFOREXがどのような企業なのかを、会社情報や誕生からの歴史などについて解説していきたいと思います。

まず最初に、iFOREXの基本的な会社情報から見ていきましょう。

運営会社 Formula Investment House Ltd
本社所在地 15 Nikis st., Syntagma Square,10557 Athens, Greece
ライセンス 英領バージン諸島金融サービス委員会(#SIBA/L/13/1060)
設立年 1996年
資本金 約15億9,000万円
問い合わせ cs-jp@iFOREX.com

iFOREXが設立された1996年はFX取引の黎明期であり、FX業者の存在自体がほとんど見られないものでした。日本初のFX業者である「ひまわり証券」が登場したのが1998年なので、iFOREXがいかに歴史ある業者かが分かると思います。

2004年に独自のウェブプラットフォームを提供し、その後のFXブローカーとしての成長に大きくつながりました。世界的にユーザーが多いMT4がリリースされたのが2005年ですので、当時においては革新的なサービスだったと言えるでしょう。その後、2011年にはスマホアプリ版のプラットフォームもリリースしています。

iFOREXの歴史は良いことばかりではなく、日本のユーザーとしては気になる出来事もありました。それは平成29年6月、無登録で金融商品取引の勧誘を行っているとして、日本の金融庁から警告が出されたことです。

こう言う出来事があったと知ると、iFOREXのような海外FXで取引することに不安を感じるかも知れませんが、トレーダーの立場として海外FXを利用することは違法にはならないのでご安心ください。また、海外に拠点を置くFX業者は基本的に日本の法律は対象にならず、警告書が出されたとしても現状では実質的な法的拘束力はありません。

iFOREXを始め、XMなどの優良業者の多くが同様の警告を受けた経験があり、現在は公式サイトのどこかに日本在住者を勧誘する目的でサービスを提供していないことを記載することで、こうした警告を免れています。

そうは言っても国内FX経験のある方の場合は、日本の金融庁に登録していないことを不安に思うかも知れませんね。しかしiFOREXはマイナーライセンスですが、英領バージン諸島金融サービス委員会からの許認可を受けています。公的機関の規制を受けて営業していることは、海外FXにおいては一定の信頼性があると考えて良いでしょう。

iFOREXのメリット

ここからは、iFOREXで取引するメリットについて解説してきたいと思います。以下のような内容について見ていきましょう。

iFOREXのメリット

  • 最大レバレッジは400倍
  • ロスカット水準はなんと0%で追証もなし
  • 日本語サポートは大変充実している
  • 通貨ペア数90種類、CFD18種類、株式579種類と、銘柄数も充実
  • ドル絡みの通貨ペアはスプレッド激狭
  • クレジットカード・国内銀行送金に加えbitwalletでの入金に対応
  • ボーナスキャンペーンが多彩
  • 教育系コンテンツが豊富

最大レバレッジは400倍

iFOREXの最大レバレッジは、FX通貨ペアで400倍となっています。その他商品や株式などのCFD銘柄については、最大レバレッジは銘柄ごとに異なります。

最大400倍の高いレバレッジは、少ない証拠金でも取引を始められることや、証拠金に対して大きな数量で取引できることにつながるため、トレーダーにとっては大きなメリットです。例として、10万通貨のポジションを持つために必要な最低証拠金量を、iFOREXと国内FXで比較してみましょう。

最大レバレッジ 10万通貨取引時の必要証拠金
iForex 400倍 2万5,000円
国内FX 25倍 40万円

iFOREXの方が用意する証拠金が少なくて済むことが、一目瞭然ですね。最大レバレッジの大きいiFOREXでは、レバレッジをかけたアクティブな取引をすることも、少ない証拠金からコツコツと少額取引をしていくことも可能です。

ただし、証拠金に対して大きいポジションを持つ、いわゆる「ハイレバレッジトレード」と言う取引方法では高いリスクが伴います。ご自身の技術や資金量にあった規模の取引を行い、リスク管理をすることは非常に大切です。

ロスカット水準はなんと0%で追証もなし

iFOREXで取引する醍醐味と言われているのが、ロスカット水準0%という破格の口座スペックです。ほとんどの海外FX業者ではロスカット水準を20%〜100%程度に設定しており、ロスカット水準0%の海外FX業者は稀です。ロスカット水準0%のiFOREXでは、口座内の証拠金をすべて使って取引することが可能です。

ロスカットとは、取引による損失が一定以上に達した場合、顧客の資金を守るためにFX業者が行う強制的な損切りのことです。ロスカット水準は証拠金維持率を元に決められており、保有中のポジションによる損失が、口座内の証拠金に対して一定割合を超えると自動的に発動します。

またiFOREXではゼロカットも行なっており、急な値動きにより万一口座残高がマイナスになったとしても、マイナス分はiFOREXが補填してくれるのでユーザーは追証を払う必要がありません。損失を入金額に限定してリスク管理しながらハイレバレッジトレードができるのは、iFOREXの魅力ですね。

日本語サポートは大変充実している

日本語化を早くから進めてきた海外FX業者だけあって、iFOREXの日本語サポートはとても充実しています。メール、ライブチャット、そして電話で日本語サポートを受けられるので、もし何かのトラブルがあっても解決手段に困ることはないでしょう。

以下はiFOREX日本語サポートデスクの問い合わせ先です。

メール cs-jp@iforex.com
電話 +30-210-374-2583(月曜日〜金曜日 GMT4時〜12時)
プラットフォームサポート電話 +30-210-374-2555(月曜日〜金曜日 GMT4時〜12時)
ライブチャット 公式サイトのチャット機能から

通貨ペア数89種類、CFD18種類、株式579種類と、銘柄数も充実

iFOREXの取扱い銘柄は非常に豊富で、780以上の銘柄を扱っていることも特徴です。以下は取り扱いのあるジャンルと取り扱い銘柄数です。

  • FX通貨ペア…89種類
  • 商品(エネルギー、貴金属含む)…20種類
  • 指数…34種類
  • 株式…579種類
  • ETF…47種類
  • 仮想通貨…20種類

原油や金銀などのボラティリティの高い人気銘柄はもちろんのこと、特筆すべきは株式銘柄の多さ。日本や外国の企業合わせて579社の株式が取引可能となっています。国内業者で取引を行う場合のレバレッジは3〜4倍ですが、iFOREXでは概ね10倍〜20倍のレバレッジで取引可能である点も大きなメリットですね。

ドル絡みの通貨ペアはスプレッド激狭

iFOREXのスプレッドは以前は固定制でしたが、2018年からは変動スプレッド制へと変更されました。特にドルストレート通貨ペアでは非常に狭いスプレッドを提供しており、取引手数料もかからないため、低コストの取引が可能です。

以下は主要通貨ペアの最低スプレッド一覧です。

EURUSD 0.7pips
USDJPY 0.8pips
GBPUSD 1pips
AUDUSD 0.8pips
USDCAD 2pips
USDCHF 1.5pips
EURJPY 1.2pips
GBPJPY 2.3pips
AUDJPY 3pips

クレジットカード・国内銀行送金に加えbitwalletでの入金に対応

iFOREXでは入金方法として、クレジットカード、国内銀行送金/海外銀行送金に加えて、bitwalletやBitcoin入金に対応しています。

一番のおすすめはbitwalletでしょう。入出金を手数料無料でスピーディーに行えるだけではなく、bitwalletを利用することで、iFOREXへの直接入金で使えなかったクレジットカードでも間接的に使える可能性があります。bitwallet口座を持っていない場合は、国内銀行送金やクレジットカード入金も手軽な方法としておすすめですね。

またiFOREXでは、口座開設手続き自体はメールアドレスや氏名などの登録だけで完了できます。出金するまでには本人確認を完了させる必要がありますが、手軽に口座開設〜入金をして取引を始められる環境が整えられていることもメリットでしょう。

ボーナスキャンペーンが多彩

iFOREXでは利用しやすいボーナスキャンペーンとして、タイプの違う以下の2種類を提供しています。

  • 最大2,000ドル(相当額)の100%+25%入金ボーナス
  • 1,000ドル〜15万ドルまでの有効保有額に対して、年利3%利息キャンペーン

最大2,000ドル(相当額)の100%+25%入金ボーナス

最大2,000ドル(相当額)の100%+25%入金ボーナスは、初回入金に対して付与されるボーナスです。1,000ドルまでの入金に対しては100%入金ボーナス、それ以上の入金に対しては25%のボーナスになります。

入金額 付与されるボーナス額
500ドル 500ドル(100%ボーナス)
1,000ドル 1,000ドル(100%ボーナス)
2,000ドル 1,250ドル(100%+25%ボーナス)
5,000ドル 2,000ドル(100%+25%ボーナス)

したがって、初回に5,000ドルを入金すれば、ボーナス全額を獲得できることになります。iFOREXの初回入金ボーナスはクッション機能(損失により入金額を下回ってもボーナスだけで取引を続けられる機能)があるため、とても使いやすいボーナスですね。

入金ボーナスの利用について、特に以下の点をご注意ください。

  • ボーナスは取引専用のトレーディングチケットとして付与されるため、それ自体を出金することはできない
  • 取引をして獲得した利益は出金可能だが、出金額に応じてボーナスは削除される
  • 7週連続で口座を使用しない場合、ボーナスは自動的にすべて削除される

年利3%利息キャンペーン

年利3%利息キャンペーンは、基本的に新規ユーザーを対象にしたキャンペーンですが、既存ユーザーの場合も問い合わせることで利用可能になる場合があります。

有効保有額(ボーナスを除いた出金可能な残高)が1,000ドル(相当額)以上ある場合に、その金額に対して年利3%が利息としてキャッシュバックされるキャンペーンです。有効保有額の上限は15万ドル(相当額)となっており、上限額を超える利息は支払われません。

利息は毎日計算し累積され、翌月5日に口座へ自動的に残高として反映されます。入金された利息分は取引に使うことも、出金することも自由です。

日本円相当額での有効保有額に対する利息は、以下の通りです。

有効保有額 毎月の利息(31日分) 年間の利息
10万円 255円 3,000円
500万円 1万2,739円 15万円
1500万円 3万8,219円 45万円

この利息キャンペーンは、最低有効保有額を保つことと、30日以内に定期的に口座利用を行うことで獲得資格が継続されます。為替差益を狙う取引とは違って、半ば自動的に利益を得られることは魅力的ではないでしょうか。

教育系コンテンツが豊富

iFOREXの会員ページでは、入出金や取引のほか教育系コンテンツも視聴することができます。

「FX取引のイロハ」と言うビデオレッスンページでは、基礎チュートリアルとして取引での用語や仕組みなどの解説、そしてアドバンスト・チュートリアルでは取引の考え方や資金管理方法などが解説されています。

ビデオはカスタマーサポートへ連絡することでロックを解除されます。初心者の方などにとっては、良い学習の機会になるのではないでしょうか。

iFOREXのデメリット

続いて、取引前には確認しておきたいiFOREXのデメリットについて見ていきましょう。以下の項目について確認したいと思います。

iFOREXのデメリット

  • DD方式ゆえ透明性が低い
  • 最低入金額は1万円と海外FXの中では少し高め
  • 顧客資金は分別管理のみ。信託保全はしていない
  • スキャルピングが禁止されている
  • メタトレーダーには対応していない

DD方式ゆえ透明性が低い

透明性・公平性の高いで取引できるNDD方式は、海外FXを選択する場合の大きなメリットです。現在は多くの海外FX業者がNDD方式の口座タイプを提供していますが、その中にあってiFOREXはDD方式を採用しています。

DD方式の最大のデメリットは、業者が顧客の注文を一旦決済して約定させる仕組みのため、顧客の利益が業者の損失になり、顧客の損失が業者の利益になり得ると言う、不透明さや不公平性の生じやすい構造をしていることにあります。いわゆるストップ狩りやレートずらしのような価格操作の評判が聞かれるのも、DD方式の場合に起こることです。

しかし、取引方式だけで業者を判断することは危険です。そもそもFXブローカーが実際にどのような方式で顧客の注文を扱っているかは、ユーザーの側では完全に判断できない場合もあることは知っておく必要があります。

DD方式はNDD方式よりも透明性・公平性が低いことは確かですが、iFOREXの場合は誠実な運営を長年続けている実績も考慮する必要があるでしょう。

最低入金額は1万円と海外FXの中では少し高め

iFOREXの最低入金額は1万円となっており、数百円の少額からでも入金できる海外FX業者も多くなってきている中にあっては、少し高めの最低入金額の設定です。少しずつ入金しようと思っている方の場合は、注意した方が良さそうですね。

顧客資金は分別管理のみ。信託保全はしていない

顧客資金をどのように管理しているかは、FX業者を選ぶ上での1つのポイントになります。iFOREXでは分別管理によって顧客資金を管理しており、信託保全は行なっていません。

分別管理 顧客資金と運営資金を別々の銀行口座で分けて管理する方法。通常は十分に安全性のある管理方法ですが、万一業者が破綻した場合は、顧客資金が返済に充てられる可能性がないとはいえず、資金が返還されない危険があります。
信託保全 顧客資金を運営資金とは別の信託契約した銀行口座で保全する方法。万一業者が破綻した場合でも、顧客資金は返還されることが保証されます。

分別管理は海外FX業者としては一般的な管理方法ですが、信託保全を行なっている国内FX業者の利用経験のあるトレーダーにとっては、万一の際の不安を感じるのも無理はありません。もっとも、iFOREXでは安定経営を長年続けている業者であり、現在のとろろ破綻するリスク自体は極めて低いと言えます。

スキャルピングが禁止されている

iFOREXでは、取引規約などにおいてスキャルピングの禁止を明記しています。ここでのスキャルピングの定義は、1日に10回以上のわずかな価格変動幅を狙ったトレードです。

単発での短期的な取引であれば多少は大丈夫かもしれませんが、基本的にiFOREXはデイトレードやスイングトレードに向いているFX業者と考えた方が良いでしょう。

メタトレーダーには対応していない

iFOREXはPC環境やモバイル環境の両方で独自プラットフォームを使用した取引になるため、MT4/MT5に対応していないこともデメリットとして挙げられます。

メタトレーダーを使い慣れた方や、愛用しているカスタムインジケーターがある場合や、EAなどによるシステムトレードを行いたいトレーダーにとっては、iFOREXは少々選びにくい面も持っています。

ただし、iFOREXのオリジナルウェブトレーダーは、全57種類のインジケーター/オシレーター類を標準装備し、オブジェクト類でも水平ラインやトレンドライン、フィボナッチリトレースメントなど全24種類をチャート上に表示できるので、メタトレーダーほどではなくても機能は必ずしも悪いものではありません。

iFOREXの評判・口コミ

ここで、iFOREXユーザーの実際の評判や口コミを見ていきたいと思います。

iFOREXに関するツイートは、ユーザーレビューから宣伝まで様々なものがありますが、勝ちトレードの報告をしているトレーダーはもちろん、負けトレードの報告をしているトレーダーからも、ネガティブな評判がほとんど見られない傾向がありました。悪評が立たないのもiFOREXの健全な運営の現れと言えるかも知れませんね。

iFOREXに関するQ&A

最後に、iFOREXに関するよくある疑問をQ&A形式で解説したいと思います。解説する内容は以下になります。

iFOREXに関するQ&A

  • iFOREXはNDD方式?
  • スキャルピングは可能?
  • 出金拒否の事例はある?
  • 追証はある?
  • 最低入金額はいくら?

iFOREXはNDD方式?

iFOREXは海外FX業者ですが、NDD方式ではなくDD方式を採用していると考えられます。その判断は、スキャルピング禁止やメタトレーダー非対応などいくつかの理由によります。

しかし、DD方式自体が悪い方法と言う訳ではなく、公平性を欠いた価格操作や不当な約定拒否をiFOREXが行なったという評判もありません。iFOREXはNDD方式ではありませんが、長年の営業実績があり安心して利用できる海外FX業者と言えるでしょう。

スキャルピングは可能?

iFOREXではスキャルピングを禁止しています。禁止となるスキャルピングの目安は、1日に10回以上となる短期的な売買とされています。万一、iFOREXから禁止されているスキャルピングを行ったと判断されると、最悪の場合口座の凍結などの重いペナルティが課せられる可能性があります。

出金拒否の事例はある?

出金拒否の報告がないのもiFOREXのメリットの1つです。高額出金の事例も多いため、利益を出しすぎたせいで出金できなくなる、と言うことは考えにくいでしょう。

追証はある?

iFOREXはゼロカットに対応しているため、残高がマイナスになり追証が発生することはありません。

最低入金額はいくら?

iFOREXでの最低入金額は1万円です。入金方法としては、クレジットカード、国内銀行送金、海外銀行送金、bitwallet、Bitcoinがあります。

まとめ:注文方式はDD!メリット・デメリットを総括

今回は注文方式やメリット・デメリットなどから、iFOREXがどのような海外FX業者なのかを解説してきました。

海外FXと言うとNDD方式のイメージが強いかも知れませんが、iFOREXではDD方式を採用しています。しかし、だからと言って不当な価格操作などはしておらず、1996年に設立して以降長期にわたって健全な運営をし続けてきた業者であると言えます。

最後に、今回ご説明してきたiFOREXのメリット・デメリットについて、改めて確認したいと思います。

iFOREXのメリット

  • 最大レバレッジは400倍
  • ロスカット水準はなんと0%で追証もなし
  • 日本語サポートは大変充実している
  • 通貨ペア数90種類、CFD18種類、株式579種類と、銘柄数も充実
  • ドル絡みの通貨ペアはスプレッド激狭
  • クレジットカード・国内銀行送金に加えbitwalletでの入金に対応
  • ボーナスキャンペーンが多彩
  • 教育系コンテンツが豊富

iFOREXのデメリット

  • DD方式ゆえ透明性が低い
  • 最低入金額は1万円と海外FXの中では少し高め
  • 顧客資金は分別管理のみ。信託保全はしていない
  • スキャルピングが禁止されている
  • メタトレーダーには対応していない

iFOREXは設立から25年と言う他社と比べて圧倒的な運営実績があり、FX業者の信頼性を重視する方にとってはおすすめの業者です。また、ロスカット水準0%を始めとした取引条件や、多彩なボーナスキャンペーンを利用して取引したい方にとってもおすすめですね。

取引をする海外FX業者を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

iForex公式サイトを見る